女性でも男性型脱毛症になるの?

A.なります。主に更年期にかけて女性ホルモンの減少と共に発症することが多いです。

男性型脱毛症とは、ここ十年余りで詳細が急速に判明してきた薄毛になってしまう症状の一つです。製薬会社のコマーシャルで「AGA(エージーエー)」という言葉を耳にした方もいらっしゃるのではないでしょうか?これは男性型脱毛の略語になります。

日本人の男性で言うと3人に1人が罹患するといわれているメジャーな症状の一つです。
原因として挙げられているのが、男性ホルモン。複数物質名があるのですが、その内の一つ
テストステロンというホルモンが毛細血管から細胞に入った時点で5a-リダクターゼという酵素によって
ジヒドロテストステロン(DHT)に変化してしまいます。
このDHTが細胞内の男性ホルモンレセプターと結合して細胞核の中にはいり、髪の毛を伸ばす
命令を出す毛乳頭細胞に毛の成長を止めるシグナルを出してしまうのです。
これは本当に最近解明されたことで、今ではその5a-リダクターゼの動きを止めて
DHTに変化させないようにするプロペシアという薬が発売されています。

そもそも男性型という名前がついているから女性には関係ないのでは…?と思うかもしれません。
でも女性にも十分に関係があります。
というのも、男女問わず男性ホルモンと女性ホルモンは両方体内に存在しています。
もちろん、女性であれば女性ホルモンが多いことは間違えありません。
このバランスを保っている以上男性型脱毛症が起きることはありません。

しかし、主に40代から始まる更年期においてから女性ホルモンの量は徐々に低下していきます。
更年期障害という言葉を聴いたことはありませんか?
この原因は女性ホルモンの減少によってイライラ、うつ、子宮内の病気が発症する女性特有の病気です。

女性ホルモンの量が年齢によって低下すると、相対的に男性ホルモンの量が増加してしまいます。
そして活発になった男性ホルモンが髪の毛細血管に侵入し、DHTへと変化し、薄毛になってしまいます。

女性が発症する男性型脱毛症は、女性ホルモン量の低下によって起こると考えられていますので
若い方が発症することは少なく、50-60代の壮年期において多く見られるといわれています。
こうなると、栄養補給だけでは、症状をとめることはできません。そもそも髪を生やす命令が出ていないわけですから…
また、男性の対策と同じというわけにもいきません。例えば病院での診療が必要なプロペシアは女性には効果が薄いと言われています。また、リアップに代表されるミノキシジルという成分も濃度の濃いものは女性への使用が禁止されています。
本気で対策をする場合には女性用の育毛剤を使用することが近道といえるでしょう。