ダイエットは育毛に良くないって本当?

ダイエットといえば、体の脂肪分を減らす、ウェストを細くするといった肩から下半身までに関係するかな?
とおもってしまうかもしれません。しかし、ダイエットの結果は髪の毛にも何らかの影響を及ぼしています。

基本的にダイエットをするということは、体の外から摂取する食べ物を制限する、もしくは消費カロリーを上げて栄養素を多めに消費させるかのどちらかになります。
もちろん、普段から余剰に食べ物を食べていた分を制限する、運動をせずに不摂生で消費カロリーが少ない部分を解消するという目的であれば問題はありません。
問題は、それを通り越して極端なダイエットに走った場合です。
人間に必要な栄養素はそれぞれ最低これだけは毎日摂らないと体内バランスが維持できない最低摂取量というものがあります。
食事制限などでその量より少ない栄養素しか取らない、もしくはより激しい運動で大量のカロリーを消費してしまうことが続くと、
体の維持に必要な栄養素が全体的に不足してしまいます。
そうなると、髪の毛にも本来必要な栄養素が届かなくなり、結果として髪の毛が細くなる、短くなり、抜け毛へとつながってしまいます。

また、もう一つ見逃してはいけないのがダイエットに伴うストレスです。
食事制限や過度な運動は、何かを我慢するということですから、当然なんらかのストレスが発生しますね。
髪の毛を生やす元となる毛母細胞は神経細胞の一種です。ストレスといった外圧要因によってその活動が鈍ったり、停止してしまうことも。
極端な例でいうと、円形脱毛症がストレスによる薄毛の代表例だといわれています。
そこまでいかなくとも、ストレスによって髪の毛に元気がなくなってきた、白髪が増えたとかの症状が現れるのはまさにストレスによる原因なのだと思います。

このように過度なダイエットを続けることは髪の毛に悪影響という思わぬデメリットをもたらすかもしれません。
そのポイントを抑えつつ、ダイエットをする場合は無理なくストレスもかからない計画を立てて実行するようにしましょう。

女性でも男性型脱毛症になるの?

A.なります。主に更年期にかけて女性ホルモンの減少と共に発症することが多いです。

男性型脱毛症とは、ここ十年余りで詳細が急速に判明してきた薄毛になってしまう症状の一つです。製薬会社のコマーシャルで「AGA(エージーエー)」という言葉を耳にした方もいらっしゃるのではないでしょうか?これは男性型脱毛の略語になります。

日本人の男性で言うと3人に1人が罹患するといわれているメジャーな症状の一つです。
原因として挙げられているのが、男性ホルモン。複数物質名があるのですが、その内の一つ
テストステロンというホルモンが毛細血管から細胞に入った時点で5a-リダクターゼという酵素によって
ジヒドロテストステロン(DHT)に変化してしまいます。
このDHTが細胞内の男性ホルモンレセプターと結合して細胞核の中にはいり、髪の毛を伸ばす
命令を出す毛乳頭細胞に毛の成長を止めるシグナルを出してしまうのです。
これは本当に最近解明されたことで、今ではその5a-リダクターゼの動きを止めて
DHTに変化させないようにするプロペシアという薬が発売されています。

そもそも男性型という名前がついているから女性には関係ないのでは…?と思うかもしれません。
でも女性にも十分に関係があります。
というのも、男女問わず男性ホルモンと女性ホルモンは両方体内に存在しています。
もちろん、女性であれば女性ホルモンが多いことは間違えありません。
このバランスを保っている以上男性型脱毛症が起きることはありません。

しかし、主に40代から始まる更年期においてから女性ホルモンの量は徐々に低下していきます。
更年期障害という言葉を聴いたことはありませんか?
この原因は女性ホルモンの減少によってイライラ、うつ、子宮内の病気が発症する女性特有の病気です。

女性ホルモンの量が年齢によって低下すると、相対的に男性ホルモンの量が増加してしまいます。
そして活発になった男性ホルモンが髪の毛細血管に侵入し、DHTへと変化し、薄毛になってしまいます。

女性が発症する男性型脱毛症は、女性ホルモン量の低下によって起こると考えられていますので
若い方が発症することは少なく、50-60代の壮年期において多く見られるといわれています。
こうなると、栄養補給だけでは、症状をとめることはできません。そもそも髪を生やす命令が出ていないわけですから…
また、男性の対策と同じというわけにもいきません。例えば病院での診療が必要なプロペシアは女性には効果が薄いと言われています。また、リアップに代表されるミノキシジルという成分も濃度の濃いものは女性への使用が禁止されています。
本気で対策をする場合には女性用の育毛剤を使用することが近道といえるでしょう。

ワカメや昆布などの海藻類が育毛に効くらしいですが本当なのですか?

A.科学的な証拠はなく、育毛そのものにはあまり関係ないと思われます。

昆布、和布の育毛への有効性については、はるか昔から定番の対策方法として挙げられていますね。

なぜならば、まず色が髪の毛の色に近い黒色であるということ。
これは髪の毛の中に含まれ、主に色出しの役割があるメラニン色素
が含まれているからです。ちなみに人間の髪の毛の場合はメラサイトという色素細胞から創りだされています。

そしてもう一つ欠かせないのはミネラル分が海藻には豊富なことです。ミネラル分も同様に髪の毛の構成成分の中に多く含まれていて、太く、長くといった髪の毛を強くする際には必要な成分です。

この2つの栄養素が多く含まれているので、海藻類を多く摂ることによって、髪の毛に必要な成分を十分に送り届けることができ、結果育毛につながるのでは?という説が出来たのだと思います。

しかし、残念ながらただ海藻類を摂るだけでは育毛につなげることはできません。

まず一つは、髪の毛は、ミネラルやメラニンだけで伸びるものではありません。
そもそも毛髪が伸びるということは髪の根元にある毛母細胞というところが細胞分裂を急速に行うことによって伸びていきます。このプロセスではミネラル以外にも人間に必要な全ての栄養素が必要だといわれています。なので構成要素のひとつであるミネラルだけとっても他の栄養素が不足していれば、伸びることはありません。さらにメラニン色素については、髪の毛の色を構成する栄養素ですので、白髪対策にはなるものの、育毛には直接関係ありません。

さらに、髪の毛が伸びない、抜け毛が多くなった原因も追求しなければなりません。一つは先に上げた栄養不足、そしてもうひとつは次のページに関係する”女性の男性型脱毛症”です。ここで簡単にいうと、男性型脱毛症であると、そもそも髪の毛が伸びない原因物質というものができるため、いくら栄養を補給しても、薄毛が改善することはありません。

これら2つの理由から海藻類だけをただやみくもに食べたとしても育毛にはつながらないということがお分かり頂けたのではと思います。

当たり前の話ですが、どんな病気でも食事における基本的な対策はいろいろな食物をバランスよく摂取することに限ります!
特にこの食べ物がいいと偏った食べ方をしないで、ぜひ今の年齢、体重などを考えていろいろな食材を食べてみてくださいね!