ワカメや昆布などの海藻類が育毛に効くらしいですが本当なのですか?

A.科学的な証拠はなく、育毛そのものにはあまり関係ないと思われます。

昆布、和布の育毛への有効性については、はるか昔から定番の対策方法として挙げられていますね。

なぜならば、まず色が髪の毛の色に近い黒色であるということ。
これは髪の毛の中に含まれ、主に色出しの役割があるメラニン色素
が含まれているからです。ちなみに人間の髪の毛の場合はメラサイトという色素細胞から創りだされています。

そしてもう一つ欠かせないのはミネラル分が海藻には豊富なことです。ミネラル分も同様に髪の毛の構成成分の中に多く含まれていて、太く、長くといった髪の毛を強くする際には必要な成分です。

この2つの栄養素が多く含まれているので、海藻類を多く摂ることによって、髪の毛に必要な成分を十分に送り届けることができ、結果育毛につながるのでは?という説が出来たのだと思います。

しかし、残念ながらただ海藻類を摂るだけでは育毛につなげることはできません。

まず一つは、髪の毛は、ミネラルやメラニンだけで伸びるものではありません。
そもそも毛髪が伸びるということは髪の根元にある毛母細胞というところが細胞分裂を急速に行うことによって伸びていきます。このプロセスではミネラル以外にも人間に必要な全ての栄養素が必要だといわれています。なので構成要素のひとつであるミネラルだけとっても他の栄養素が不足していれば、伸びることはありません。さらにメラニン色素については、髪の毛の色を構成する栄養素ですので、白髪対策にはなるものの、育毛には直接関係ありません。

さらに、髪の毛が伸びない、抜け毛が多くなった原因も追求しなければなりません。一つは先に上げた栄養不足、そしてもうひとつは次のページに関係する”女性の男性型脱毛症”です。ここで簡単にいうと、男性型脱毛症であると、そもそも髪の毛が伸びない原因物質というものができるため、いくら栄養を補給しても、薄毛が改善することはありません。

これら2つの理由から海藻類だけをただやみくもに食べたとしても育毛にはつながらないということがお分かり頂けたのではと思います。

当たり前の話ですが、どんな病気でも食事における基本的な対策はいろいろな食物をバランスよく摂取することに限ります!
特にこの食べ物がいいと偏った食べ方をしないで、ぜひ今の年齢、体重などを考えていろいろな食材を食べてみてくださいね!